安倍元首相とその妻・昭恵夫人は仲の良い夫婦として有名ですよね。
しかし、ふたりの子供の話題は見かけません。
お二人には子供がいないようですが、何か理由があるのでしょうか?
安倍家の後継者問題など背景には色々な問題がありそうな感じもしますよね。
今回はその理由について調べてみました。
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安倍元首相には子供がいない?

安倍元首相と妻の昭恵さんには、お子さんがいらっしゃいません。
おふたりは87年に結婚。
結婚時の安倍元首相は32歳、昭恵夫人は24歳でした。
お互いに初婚ということです。となるとお子さんがいてもおかしくはないのですが、いらっしゃらないようですね。
妻の安倍昭恵さんは森永製菓の社長令嬢で元電通社員。
安倍元首相は岸信介元首相を祖父、佐藤栄作元首相を大叔父にもち、父の安倍晋太郎は元外務大臣という家柄。
お見合いかと思いきや、実は紹介による出会いだったようで、どちらかというと恋愛結婚に近い形でご結婚されたそうです。

周囲からも跡継ぎを期待する声があったことは容易に想像がつきますね。
また昭恵さんは不妊治療に通っていたとも伝えられており、お子さんを望んでいたということは間違いないようです。
しかしその後もお二人で仲睦まじい様子を見せていたので、夫婦として人生を歩むことを決意されたのかもしれません。
「独身なら独身の人生」「子どもがいないなら子どものいない人生」というのが、今世で神様から与えられたその方の役割なのだと思うんです。その中で自分にとってできることを考えてみられたらよいのではないでしょうか。
(引用:酒井順子 子の無い人生)
というように、今では受け入れ、自分なりの人生を楽しんでおられるようです。
そこに至ったまでの気になる経緯についても調べていきます。
安倍元首相に子供がいない理由とは

おふたりにお子さんがいらっしゃらない理由は何かあるのでしょうか?
プライベートなことですがご本人の発言からその理由を探ります。
不妊治療をしていた
安倍昭恵さんは不妊治療に通っていたそうです。
24歳で結婚されたので、しばらくは夫婦の時間を楽しまれていたそうです。
当初は「子どもは自然にできるだろう」とのんびり構えていたが、そうはならなかった。
(引用:AERA)
そのため、不妊治療を開始。
当時は今ほど高度な治療もなく、苦しい治療だったことをは想像できます。
昭恵さんは三箇所ほど不妊治療に通ったこともあったものの、妊娠には至りませんでした。しかし代々続く安倍家の妻ということで周囲からプレッシャーをかけられることも少なくなく、インタビューで泣きながら『つらかった』と語ったこともあります
(引用:Yahoo!ニュース)
通常不妊治療はひとつの病院に通うので、3カ所ということはかなりの期間取り組まれていたのではないかと思われますね。
普段の生活の中では、「まだですか?」くらいの感じなんですが、酔っぱらったりすると「安倍家の嫁として失格だ」とか、「非国民!」などと言われることもあって……。「それはちょっと、どうなのだろう」と思うこともありましたね。
(引用:酒井順子 子の無い人生)
この言葉は不妊治療に通う女性にとっては本当に苦しいもの。
相当な思いをされていたのかもしれません。
しかしそれに対し安倍元首相は
傷つく昭恵さんに対して、安倍さんは優しい言葉をかけてフォローしたといいます。また『絶対に産んでくれ』など、プレッシャーをかけることもいっさいありませんでした。昭恵さんはそんな安倍さんの姿勢に救われたそうです
(引用:Yahoo!ニュース)
ふたりの絆の強さがわかるエピソードですね。
安倍昭恵さんの性格
安倍昭恵さんはインタビューで不妊治療についてこう語られています。
元来、努力家ではなく、目標が定められない性格なんです。それがずっとコンプレックスでしたが、こと、子どもに関してはよかったのかもしれません。頑張れば妊娠できたのかもしれませんが、でもすごく真面目で努力家の友人が今月もダメ、翌月もダメでというのを繰り返すうちにうつ病になってしまったり、別の友人は不妊が原因で離婚してしまったりしたので、私は諦めてよかったのかもしれないと思ったりもしました。主人が「絶対に産んでくれ」と言わなかったことにも救われた気がします。
(引用:酒井順子 子の無い人生)
子供をあきらめることは辛いことかもしれませんが、ご本人の性格や他の人生の選択肢、さまざまな要因があって今につながっているのかもしれません。
三十代までは、プレッシャーがありましたが、四十歳を過ぎると周囲も「なんだかお気の毒」という感じで、何も言わなくなりました。何か言われても友だちと飲みに行けば気が晴れるという感じでした(笑)
(引用:酒井順子 子の無い人生)
そして40代からはさっぱりして人生を楽しまれているようですね!
こういった自分なりの切り替え、そして自分なりの道をみつけていくというところは昭恵夫人の性格ならではのポイントではないかと思います。
夫の安倍元首相がフォローしていることも、夫婦のカラーが表れていますよね。
二人のライフスタイルの問題
いまではDINKSというライフスタイルが浸透しています。
これは「Double Income(共働き)No Kids(子どもを持たない)夫婦」を示す言葉。
結婚しても子どもがいない夫婦のことです。
安倍元首相は二度の総理大臣を経験するなど政治の第一線で活躍してきた人。
また妻の昭恵さんはそんな夫を支える傍ら幅広い人脈を形成し事業にも乗り出すなどたくさんの活動をしてきました。
お互いに忙しく、それぞれやりがいのある活動をしている二人なので楽しく人生を謳歌されていたのではないかと思います。
また、お二人には愛犬がいます。
2021年に19歳で亡くなってしまいましたがミニチュアダックスフンドのロイ。
そしてその後昭恵さんのインスタで紹介されたロンです。

熊本のブリーダー崩壊で保護されたらしい推定5才のダックス(オス)が新しい家族になりました!名前はロンです
(引用:instagram)
よく近所で散歩している姿も見られたのだとか。
ご夫婦とワンちゃんの生活が合っていたのかもしれませんね!
甥っ子がいたためプレッシャーがなかった?

安倍晋三さんには3人の甥っ子がいます。
お兄さんの寛信さんの長男、弟(いとこ)の信夫さんの長男・次男の3人です。
もし安倍晋三さんのところに跡継ぎがいなかった場合、この3人のうちの誰かが安部家を継ぐ、というのはおそらく既定路線だったのではないかと思われます。
そのため、妻の昭恵さんもどうしても子供を産まなければ、というプレッシャーは少なかったのかもしれませんね。
実際にインタビューで当時のことを話しています。
もちろん、安倍晋三の子どもはいないわけですが、主人には兄がいて、彼には男の子がいるんです。ですから、安倍家が途絶えることはない。そのことが大きなプレッシャーにつながらなかった理由かもしれませんね。もし男が主人一人で、何としても安倍家の後継を! 政治家の後継者を! ということでしたら二重のプレッシャーがあったと思います。
(引用:酒井順子 子の無い人生)
安倍晋三さんの母は岸家と阿部家の血を絶やさないために男子を3人出産した「ゴッドマザー」と言われる人ですが、3人の男子の孫がいたこともあったからか何も言うことはなかったようです。
自分の親や主人の母といった近しい人からは何も言われませんでした
(引用:酒井順子 子の無い人生)
しかし後継者問題となるとまた別で、
跡継ぎ問題を一番心配しているのが岸信介・元首相の娘で安倍家と岸家のゴッドマザーと呼ばれる母・洋子さん(93歳)だとされる。
(引用:NEWSポストセブン)
と、問題は残っているようです。

ただ、昭恵夫人のさっぱりした性格を見ていると無理をしないことも大事だったのかもしれませんね。
養子をとらなかった理由とは
跡継ぎに養子を…という話があってもおかしくはありません。
実際の例として、安倍晋三元総理の実弟、岸信夫(現防衛相)は幼い頃に岸家に養子に入っています。
家系図を引用します。

信夫さんが養子にいった理由としては、岸家に跡継ぎがいなかったから。
ご本人たちは、幼い頃から「いとこ」として育っていたので実は兄弟ということも後から知ったそうです。
高校3年のときでしたね。大学に合格して、入学のための書類を自分で書いていたんですよ。そこで戸籍謄本を取り寄せたら、「養子」と。単純にびっくりしましたね。誰も言ってくれなかったので、そこで初めて気が付いたんですね
(引用:ENTAME NEXT)
実は安倍元首相の祖父にあたる、岸信介元首相も養子に入っていたということはご存知でしょうか。
岸信介元首相は、「佐藤家」の出身。佐藤栄作元首相の実兄にあたります。
名門の血脈を守り、絶やさないために養子縁組に依存するこのファミリーに育った晋三。
これまで繰り返されたのは佐藤、岸両家の血が入り混じることだった。その先に、晋太郎が加わることで安倍家の血脈が生まれた。
(引用:現代ビジネス)
このように、名門にうまれ血縁関係を大事にする家柄の中育ってきた安倍元首相なので、養子をとることについて、よりリアルに、真剣に検討されたことでしょう。
しかし現代には家の存続のために養子をとるということは昭和に比べたら少なくなってきた制度。
安倍晋三さんと安倍昭恵さんの夫婦は「跡継ぎ」のいる人生と、「子供」のいる人生を分けて考えられていたのではないかと思います。
政治家として安倍家を継ぐ人材は他にいても、2人の間のお子さんとなると唯一無二の存在。
跡継ぎのために養子を…とはならずに、2人の人生を歩むことを考えられて、今があるのかもしれません。
安倍元首相の跡継ぎは誰になる?
後継者候補は寛信氏の長男(大手商社勤務)、岸信夫氏の長男・信千世氏(防衛大臣秘書官)と次男(大手不動産勤務)の3人と見られているが、なかなか決まらない。
(引用:NEWSポストセブン)
実はこのうち岸信夫さんの長男・信千代さんはフジテレビ勤務をしていましたが退職し、すでに父親の秘書をされています。

父親思いの信千世君は体調が良くない信夫氏に“これ以上、体に負担をかけてほしくない”と総選挙後に地元に入って挨拶に回るなど後継準備をしている。
仮に、信千世氏が岸氏の地盤(山口2区)を継ぐことになれば、安倍家の後継者問題は振り出しに戻ることになる。
そこで浮上しているのが信千世氏の実弟である岸家の次男が安倍家の地盤を継ぐという話だ。(引用:NEWSポストセブン)
安倍元首相の兄・寛信さんはもともと長男なので政治家を継ぐと思われていました。
しかし以前選挙を手伝ったときに体を壊した経験があり、政治家になる意志はなかったといいます。
そのため、その息子である寛信氏の長男(大手商社勤務)も政治家になる意思はないのでは、と思われているようです。
岸信夫さんよりも先に安倍元首相が亡くなってしまったため、急遽後継者選びをしなければならなくなった安倍家ですが、この先についてはご家族・ご本人の意思次第になるのでわかりませんね。
お子さんがいなかったため、後継者問題がある安倍家ですが、その裏には安倍昭恵さんと安倍元首相の絆の強さと二人のしっかりとしたスタイルがあったことが分かりました。
安倍家を継ぐ新たなリーダーの動向にも注目です。
