テニスの全豪オープン、女子シングルスで2年ぶり2度目の優勝を果たした大坂なおみ選手!優勝メッセージの中で「あの蝶々も喜んでくれたかな」と語っていました。
「あの蝶々」とは、試合中に大坂なおみ選手の顔にとまった蝶のことですが、その画像を見て
「ちょっと待って、これ蝶じゃなくて蛾に見えるんですけど?」
と思った人は私だけではないはずです。
そこで、大坂なおみ選手の顔にとまったのは蝶なのか?実は蛾じゃないのか?調査しました!
テニスの試合中、大坂なおみに【あの蝶々】が止まる
2021年2月12日にオーストラリア・メルボルンパークで行われた、テニスの全豪オープン第5日、大坂なおみ選手の顔にとまった蝶が話題となりました。
メディアは「幸運の蝶」として、観客の拍手の様子や、大坂なおみ選手の優しい人柄を伝えたあたたかいニュースとなりました。
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大坂なおみの【あの蝶々】が蛾に見える!
ぱっと見た瞬間、日本ではこういった模様の蝶は蛾と呼ばれることが多いのでは、、と思ってしまいますが、SNSでも蝶ではなく蛾だと思った方はたくさんいます。
大坂なおみ選手に止まったやつ蝶なの??今の今まで蛾かと思っていた
— mrmrmrfantasy (@mrmrmrfantasy) February 14, 2021
大坂なおみに蝶が止まったらしいけどあれどう見ても蛾だろ
— みどりいちごここねなつみ (@kokonenatsumi) February 13, 2021
大坂なおみの顔にとまったの、蝶ってことにしたいのだろうけど、どうみても蛾にしか見えない。
— モチモチ (@motimotinoki87) February 13, 2021
次男坊「大坂なおみのやつアレ蝶じゃなくて蛾じゃない?」
私「重要なのはそこじゃないんだよ。」
次男坊「蛾なのに…」— リョー (@ryo2k) February 12, 2021
蝶といえばアゲハチョウとモンシロチョウくらいしか知らない、しかもオーストラリアの蝶なんて見たこともない、さらにオーストラリアに行ったこともない人(私のことです)からすれば、これが「蛾」に見えてきてしまいますよね。
【あの蝶々】は蛾なのか?気になる種類を調査!
結論から言うと、大坂なおみ選手の顔にとまった【あの蝶々】は蛾ではなく蝶です。
蝶類の生物学の専門家からは、オーストラリアの固有種 Heteronympha merope(ジャノメチョウ族)のメスと言われています。和名はミナミジャノメです。

引用元:lepidoptera.butterflyhouse.com.au
Heteronympha meropeミナミジャノメの特徴
- 蝶の足の数は、基本的には6本ですが、ミナミジャノメの足は4本
- 成虫のメスは、主に羽の上部表面がオレンジ色
- 前の羽の外側半分と後ろの羽の縁が暗褐色
- ジャノメチョウの羽によく見られる、眼のように見える模様(中心が青い眼状紋eye spot)があります
蝶ということはわかりましたが、アップで見ると、昆虫苦手な方にはなかなかのインパクトですよね^ ^;
これが鼻の横に止まったことを考えると、例え蛾ではなくてもびっくりして払いのけてしまいそうですが、さすが大坂なおみ選手、冷静に逃してあげる行動はさすがですね。
全豪オープンでは虫が頻繁に出現
大坂なおみはコオロギを優しく逃したことも
全豪のコートには昆虫がよく乱入するため、虫に対する選手の対応についても注目が集まります。
オーストラリアでは蝶よりもコオロギの方が頻繁に入ってくるそうですが、ラケットで手荒く吹っ飛ばす選手もいる中、大坂なおみ選手はコオロギも優しくコートの外へ逃してあげていたとか。
虫への対応で、選手のその時の精神状態もかいま見えてくるのですね。
今回の大坂なおみ選手は精神面で強くなったと言われています。
蝶を逃すような冷静な行動も、全豪オープン女子シングルス2度目の優勝につながったのかもしれません。
まとめ
大坂なおみ選手の顔にとまった【あの蝶々】は、蛾ではなく、れっきとした蝶でしたね。なんだかほっとしました^^;
たとえ蛾だったとしても、きっと大坂なおみ選手は優しく逃してあげるんでしょうね^ ^
大坂なおみ選手の強さと優しさに、ますますファンになってしまうエピソードでした!